DRAGONS

 人にはいろいろ好き嫌いがあるし、贔屓のチームもあるだろうから、他球団ファンの人は不愉快だろうしつまらないかも知れませんが、まぁその辺はわかってやっていただければと思います。
 私が中日ドラゴンズを好きになったのは、・・・結局生まれる前からなのでしょうね。父親が愛知県出身で中日ファンだったので、生まれながらに洗脳教育を受けてしまったのでしょう。なので、全く疑いもなく、浮気する事もなく、息をするごとくファンなのですね。普通に中日の帽子をかぶり、ユニホームのデザインのTシャツを着、中日と共に過ごしていました(小さな頃はそれが何かも知らないまま)。漢字も小学校へ上がる前から、中日の選手の名前で自然と覚えました。小学校へ上がると野球少年に。小学生のうちは真剣に中日の選手になりたかったぁ。当時の選手が一番思い入れが強いかも・・・。田尾、平野、モッカ、谷沢、大島、宇野、中尾、上川かな?今、一番好きな選手は立浪選手かな?中学の時は似てるといわれた事も!又、同じ小柄とか左打ち(投げるのは違う)とかなんか共通点をいろいろ感じていたのでしょうかね?あと、川上ケンシン投手も好きですね。
 えー、私も大人になりまして、一応物事を客観的にも見れるようになったつもりではありますが、そういう目で見ても、中日はなかなか良い球団だなと思っております。フロントも含めてね。
 どこの球団も(ファンも)「うちだってそうだ!」というと思いますが、チーム一丸となって、勝利を目指す姿勢が素晴らしい!昨今のエピソードを踏まえていえば、先だっての抗議暴行事件。確かに怪我を負わせる事はどう転んでもいけない事です。しかし、監督、選手は怪我させよう、ケンカしようと審判に詰め寄ってるわけではないはずです。暴行という所だけを取り上げれば、球審に暴行を働いたとされる大西選手は、星野監督を止めに入って、先に球審から殴られなじられ、我をなくしてしまっての事のようです。そう考えると大西選手だけが謝罪するというのもどうかとも思うのですが…。でも、きっと選手達は暴行しないまでも、チームリーダーの立浪選手、星野監督が退場になるなら、オレ達も退場になってもいい!くらいの事は思っていたんじゃないでしょうか。まぁ、その出来事においての事は勝手な推測ですが、そのくらい一丸なんだと思います。
 星野監督は暴力監督のイメージが定着していますが、今は全くそういう事はないようです。確かに1回目の時は30代で「オレが引っ張ってやる〜!」という意識が強かったらしく、かなり選手を殴ったようですが、2回目からは、今の選手はそれじゃついてこないということで、手をあげる事はないようです。そしてマメにも、選手や裏方さんの奥さんの誕生日には花束を送ったり、いろいろ気を使っているようです。星野監督の言動を見ていると選手への愛情を感じるし、選手をホントの自分の息子のように、家族のように思っているのではないでしょうか。トレードの時は、出ていく選手の心のケアや、又、数年経って(トレードで)呼び戻したりと、出ていくからって「ハイ、さようなら」じゃないところにも、人としての熱いものを感じます。阪神にいった大豊選手も、阪神に移った後も星野監督の所にいろいろ相談に来るといいます。
 あと、もう1つ、星野監督アッパレ!と思う所。それは、思いきった改革が実行できる所です。それは、1つ目は最初の就任時。当時3冠王3度と球界NO.1バッターの落合選手獲得に向け、4対1のトレードを敢行したのです。こんな常識を超えたトレードは後にも先にもないし、4人の中には当時中日の抑えのエースだった牛島投手もいたので、その説得やケアに尽力したようです。2つ目は、2度目の就任時2年目。狭いナゴヤ球場から広いナゴヤドームに変わりました。皆ドームでプレーする事を楽しみにしていたので、その年オフのトレードなどは一切なく、ドーム1年目を迎えました。それまでの中日野球は、走れる人もいなく、ドカンとホームランで点を取っていく大味な野球。そして、ドーム1年目、最下位。今の野球ではドームでは勝てないという結果が出てしまったのです。そこで、批難の中、大豊選手、パウエル選手という主軸打者を出し、関川選手、久慈選手という小兵ながらヒットが打てて走れて守れる選手を取り、韓国からリージョンボム選手を取り、チームカラーを180度変えてしまったのです。そして、その年は2位、翌年は見事リーグ優勝することができたのです。チームカラーを変えるまでの思いきった事は、なかなかできるもんじゃないと思います。それを決断、実行できる手腕はたいしたものだと思うし、フロントとも一帯となっているからこそだとも思います。
 中日は貧乏なイメージがあるかもしれませんが(そんな事ない?)、実は巨人に次いで2番目に給料払ってる球団なのです。2番目とかそういうのはたまたまの結果に過ぎないと思いますが、フロントは正当な評価ができているんじゃないでしょうか?逆におかしいと思うのが、98年優勝した横浜なんかは、その年のオフ、ダウン提示を受けた人も多かったようですし、99年日本一のダイエーも、若手なんかはいいアップ率だったようですが、日本一に貢献した秋山選手には、球団の経営状態が良くないから少し我慢してくれと、そんな昇給はなかったようです。それを考えると、中日は去年優勝したんだし、巨人に次いで2位なんて妥当な位置なのではないでしょうか。でも、むやみにお金で解決という事もしないので、昨年オフの工藤投手、江藤選手のFA問題では、中日の他の主力選手との比較を考えた提示しか出さなかったようです。そういうところなんか見ても、中日はフロントもしっかり信のおける球団という印象を持っています。ファンとしては誇らしく思います。ですが、2001年オフの中村捕手への対応の仕方は納得イカン!